れっくすのつぶやき

マイペースに色んなことを書いてきます

Smurfについて

前々から書きたかったので書こうと思う。今回は前もお話ししたLeague of Legends、通称LoLのお話。

 

LoLの中で、Smurfという行為がある。あまり聞きなれない人もいるだろうが、まあ言ってみれば「サブ垢」である。

どんなゲームでもサブ垢を作る理由なんてのは大体みんな一緒で、ほとんどの人間が「格下をボコる」為に作る。僕はSmurfなんて一度もしたことはないし、これからしようとも思わない。むしろSmurfを嫌悪している。だって、これって明らかに不正ですよね。

League of Legendsの運営であるRiotGamesも、Smurfに対しては問題視している。まぁ、何か具体的な対策がとられてるという訳ではないんですけど。

 

で、こういうSmurf問題の中で特に顕著なのが、公式、あるいはコミュニティー主催の大会イベントでSmurf行為が行われることだろう。例えば、ブロンズ・シルバー帯の人間しか参加できないような大会が開催されたとする。この条件だけでも既にくさい臭いがプンプンするが、Smurfを行う人間はこういった大会に平然と参加している。プラチナ帯、ダイヤ帯、さらにはチャレンジャーティアーの人間まで参加する始末だ。こういう輩は、ブロンズのサブ垢、シルバーのサブ垢を用いて大会に参加する。もちろんそんな悪質な奴とは言えども、腕前は高いので本当にブロンズシルバー帯の人間達をボコボコにしていく。これじゃあ何のためのブロンズシルバー制限か分からない。

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左から順に、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、マスター、そしてチャレンジャー。

 

 

そもそも、こういう奴らは、ブロンズシルバー制限の大会がどういう趣旨で開催されているのかを理解していないんじゃないだろうか。というわけで、まずはブロンズシルバー制限の大会に対して思ったことを書いていきたい。

 

 

ブロンズ・シルバー帯のみの大会は開催できないのか

 

最近では、こういった「ブロンズ・シルバーしか参加できない大会」が多く開催されている。それに伴って、Smurf対策も最低限されるようにはなった。多くの大会はSmurf禁止のルールを設けており、しっかりと証拠を提出させたり、大会独自の基準で出場を許可しているところも多い。

これは、いいことだと思う。大会を運営する以上、やはりこういったことにしっかりと対処するのは当然のことだし、むしろこんな事に対処しない運営の大会など参加するに値しないだろう。こういう運営側の取り組みは素直に評価すべきだ。

しかし、中には対処し辛いケースも存在する。例えば以下のようなケースならばどうだろう。

「俺は韓国サーバーでチャレンジャーだが、日本サーバーではシルバーアカウントしか持っていない。大会の規定ではSmurfアカウントというのは一つのサーバー内で2つ以上アカウントを所持することだから、自分はSmurfには当てはまらない、故に自分は出場資格がある。」

まあ、普通に考えてありえないだろう。こんなのが何人も大会に参加してれば、大会は成り立たない。

しかし、これは運営としてもさぞ対処し辛いだろう。本人が「出場してもいいですよね?」なんて聞いてこようものなら尚更だ。

恐らく、こういう輩はたくさんいるのだろう。海外メインで日本のアカウントはブロシルに留めておくようなプレイヤーだ。しかし、同一サーバーならまだしも、海外となると、Smurf確認などはっきり言ってできない。だから、申告していないだけで実際には同じようなことをしているプレイヤーは数え切れないほどいるだろう。そんな中、プレイヤー本人から「Smurfだけど出場していいっすよね?」などと余裕丸出しで言われてもどうしようもない。仮にそのプレイヤーを出場停止にしたとしよう。するとどうだろう、今度は、同じようなことをしてる他のプレイヤーまで取り締まらなければいけなくなる。しかし、取り締まろうにも、海外アカウントのレートなんて調査できない。確認できない以上、「そういうプレイヤー」には、良心で判断して貰うしかない。公式は、何も"言わない"のではなく何も"言えない"のだ。そんなことは、普通に考えてみれば分かるはずだ。公式がなぜSmurfに対してはっきりと断じることが出来ないのか、具体的対策を取らないのか、大会運営がなぜ海外アカウントに関する規約を書かないのか、全ては、ちょっと手前のおつむを使えば分かりそうなことだが、どうやらそれを「運営、公式に認められている」などと解釈するおめでたい奴らもいるようだ。ほとんどのブロンズ・シルバー限定大会は、こういった細い「抜け道」に対して完璧には対策できない。つまり、こういう細かいことに対処できないまだまだ未熟な大会運営側にも多少なりとも非はある。しかし、だからといってSmurfをしていい理由にはならないだろう。

実際、こういう言い訳じみた理屈はSmurfをしてるような奴らの口から日常的に飛び出すが、ちゃんちゃらおかしい、何のためのブロンズシルバー制限かを全く理解していない。

 

そもそもなぜブロンズ・シルバー制限を設けているのだろう?

これも、少し考えずとも分かるはずだ。

答えは一つ。「ブロンズ・シルバーの腕前だけのプレイヤーで大会をするため」だろう。

断じて、海外で活躍するチャレンジャープレイヤーの、日本でのブロンズシルバーアカウントを戦わせるためではない。もちろん、大会自体がそういう趣旨なら、韓国でチャレンジャーだろうがNAでマスターだろうが好きに参加すればいいと思う。しかし、そもそもそんな上位プレイヤーが戦うような試合を大会運営が望んでいるのであれば、初めからブロンズ・シルバー制限など作らないだろう。だから、ブロンズ・シルバー制限のある大会の趣旨は、ブロンズシルバー帯の「腕前」のプレイヤーを戦わせること以外ありえないだろう。むしろそれ以外の趣旨を教えてほしいぐらいだ。

Smurfプレイヤーは、そんなちょっと考えれば小学生でも分かるようなことも分からないのだろうか。分かってやっているなら尚更悪質なのだが。

 

僕の考えでは、はっきり言ってブロンズ・シルバー帯の大会などというのは、しっかりとしたSmurf対策が行えるようになるまで、開催するべきではないと思う。現状、Smurf対策を完璧に行えているようなブロンズ・シルバー帯の大会を見たことがない。(これは僕が見たことないだけかもしれないが。)

 

 

そして最後にもう一つ、大会だけではなく全てのSmurfに対しての僕の意見を言いたい。

 

なぜSmurfをしてはいけないのか。

 

よくこんな質問が、Smurfをしているプレイヤーの口から出てくる。

おそらく、こんなことを抜かす手合いは、なぜSmurfがいけないことなのか一度たりとも自分の頭で考えたことがないのだろう。

 

Smurfというのは、自分のレートを偽る「不正」であることに変わりはない。そこにどんな立派な大義名分を掲げようが、やってることは所詮格下狩りに過ぎない。もはや考えるとかそういう問題ではない。駄目だから駄目なんだと言ってしまえばそれで終わりだが、結局、現在日本サーバーでこれほどまでにサブ垢、Smurfが蔓延しているのも、マナーと同様に「良心」の不足からくるものだろう。

僕のフレンドの殆どがサブ垢を所持している。最近新しく始めたフレンドがしっかりとゲームについてこれるように、という、まあなんとも聞こえのいい素晴らしい理由だが、正直言って僕はこれも、サブ垢はいらないんじゃないかと思っている。

これはまあ、100歩、1000歩譲って許せる、新しく始めたフレンドが萎えてやめてしまうのも嫌だし、本当にその新規フレと一緒にやっている時にしか使っていないようなサブ垢なら、黙って見過ごしてやろうかなとも思える。

しかし、そういう理由ではなく純粋に格下狩り、または大会などで勝つためにサブ垢を所持するプレイヤーもいる。

こういう連中はプレイヤーとしては下の下だ。屑に等しい。こういうプレイヤーが、ゲームを衰退させる第一の原因になる。彼らはそういうことを微塵も考えたことはないのだろうが。

 

前の記事でも今回の記事でも、必要なのはただ一つ、「良心」だけだ。

ブロンズ・シルバー帯の大会が、今それほどガチガチに規約を固めていないまま開催されているのも、結局最後はプレイヤーの「良心」を前提としているからだ。KRチャレンジャーは、その良心によってブロンズ・シルバー帯の大会に出るのは自重してくれるだろう。という、言わばプレイヤー側への期待だ。それを、いとも簡単に踏みにじってしまっていいのだろうか?みんながSmurfをしているから自分もSmurfをしていいのだろうか?公式が明確な対処をしていない現在、その理由(わけ)をちゃんと見極め、正しい行動ができるプレイヤーが、今の日本サーバーにどれほどいるだろうか?

 

Smurfはしてはいけないことだから、やめよう。

こんなこともわからなくなったサーバーでは、どんなに素晴らしい大会でも成り立たないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

在留カードを叩く資格がどこにあるのか。