れっくすのつぶやき

マイペースに色んなことを書いてきます

Detroit become human⭕️

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最近忙しくて全然更新できてないですけど久々に書きます。

 

 

近頃デトロイトというゲームにかなりハマってます。どんなゲームかというと、まあ謂わゆる「"やる"ドラマ」みたいな感じのゲームです。選択肢を選んで、選択によってストーリーが変化し、時にはQTEなどでピンチを切り抜ける、みたいな感じのゲームです。開発会社はクアンティック・ドリーム。Heavy rainなどで有名な会社で、この手のジャンルのゲームを作るのに長けた会社です。で、今回発売されたデトロイト、正直かなり期待を超えてきました。今までのアドベンチャーゲームとは一味も二味も違う素晴らしいゲームでした。

 

 

ではここからは具体的に、デトロイトの魅力を紹介したいと思います。

 

意味のない行動は無い。

デトロイトでは様々なアクションが取れます。それは物語の中に登場する選択肢はもちろんのことですが、選択肢以外のキャラクターの立ち振る舞いや、探索、そして一見物語とは何の関係も無さそうな行動まで、全てが物語に影響します。物語の一番最初にプレイヤーに与えられる選択は、「水槽の魚を助けるか否か。」

こんな些細な選択が、後のストーリーに影響を及ぼす可能性を秘めているのです。デトロイトに無駄な行動は一切ありません。

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あらゆる選択が影響を及ぼす。

 

 

圧倒的な分岐量

本作の目玉は、美麗なグラフィックやゲームとは思えない演出もそうですが、なんと言ってもその分岐の多さです。

あらゆる選択が様々な場面に影響し、そこでの選択がまた様々な場面に影響し、、、といったように、全ての選択が物語に直結することは直前にも言いましたが、流石オープンワールドならぬ「オープンシナリオゲーム」を謳っているゲーム、そのシナリオの分岐量は私達の想像を遥かに超えて来ます。主人公は3人、本作のストーリーはチャプター形式で進んでいきますが、至る所に分岐が潜んでいます。その場の選択限りではなく、時にはチャプターの間を飛び越え、時には主人公すら飛び越えて、選択が選択を呼び、さらには登場人物間の関係性や世論の状況までもが影響して、シナリオは何百通りにも変化していきます。プレイヤーの選択によっては、そもそも最初から最後までプレイしないチャプターも存在します。これらが相まって、正直初見で一度クリアしただけではプレイヤー同士の会話が殆ど噛み合いません。一見一方通行な感じに見える場面も分岐していることに気づいた時は、めちゃくちゃ驚きました。まさに"オープンシナリオ"。

あなただけの物語を作ることが出来ます。

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全く同じシナリオを辿るプレイヤーは殆どいない。

 

 

魅力的なキャラクター。

本作はそのシナリオが絶賛されていますが、実はそのシナリオの良さはキャラクターの魅力に拠るところが多いです。

ここで物語全体のあらすじを紹介しましょう。

本作の舞台は2038年のデトロイト。今からそう遠くはない近未来、アンドロイド産業が発達したデトロイトでは、人型のアンドロイドが街の至る所にいます。サービス業の殆どをアンドロイドが行なっており、失業率はなんと30%を超えている現状。そんな中、「変異体」と呼ばれる、まるで人間の感情を模倣したかのような振る舞いを見せるアンドロイドが突如増え始めます。

「変異体」は人間に反抗的になったり、時には人間を殺してしまうことも。

そんな状況のデトロイトで、3人の主人公がそれぞれの目的の為に奔走する。というのが本作のあらすじです。

 

ではその魅力的な3人の主人公を紹介しましょう。3人は全員、"アンドロイド"です。

 

コナー

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本作の主人公の一人であり、私が一番好きな主人公です。公式のアンケートでも主人公ランキング堂々の一位を獲得しており、体験版で心を奪われたというプレイヤーも多いのではないでしょうか。

アンドロイドにはそれぞれ型番というものがあります。コナーの型番はRK800型。事件の捜査に特化したモデルであり、あらゆる捜査に長けています。コナーは「変異体」の事件を調査し、解決する為にサイバーライフ社から派遣された最新鋭のプロトタイプです。彼の目的は「変異体」を調査し、事件を解決すること。調査の途中、デトロイト市警の警官であるハンク・アンダーソン警部補と共に捜査を進めることになりますが、この2人のやりとりが非常に面白いです。バディムービー的というか、本当に見ていて楽しいんですよね。コナーの人間に対する反応とか、そういう、ある種プレイヤーの好奇心を高めるようなシーンが非常に多い。捜査特化モデルということもあり、他の2人に比べてアクションシーンも多いです。そういう理由でプレイヤーに人気なんですかね。

もちろん、プレイヤーの選択によって、このアンダーソン警部補との関係性も変わっていきます。

コナーのテーマは「正義」。事件調査の途中、コナーは様々な出来事に直面します。様々な人々と出会い、様々な選択を経て、コナーの捜査はどういった方向に向かっていくのか、、、全てはプレイヤー次第です。

恐らくコナーは最もシナリオ分岐の幅が広い主人公です。数多のシナリオ分岐の中から、あなたがコナーの運命を決めていくことになります。

 

 

カーラ

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カーラの型番はAX400型。家事やお手伝いに特化したモデルです。

カーラはトッドというおっさんの元で家事を行うアンドロイドです。トッドにはアリスという一人娘がいるのですが、このアリスが、カーラのエピソードでは非常に重要な人物になってきます。

カーラのテーマは「愛」。

カーラのストーリーはネタバレになりそうなので語りにくいんですが、ただ、一言だけ言うなら、泣けます。超泣けます。カーラのストーリーは、正直他の2人の主人公に比べて、アクションも分岐もあまり多くないです。なんてったって家事お手伝いモデルですから。

しかし、その分他の主人公に比べて明らかに異色なストーリーだと思います。ていうか、しんどいです。カーラ編はプレイするのがしんどい。だけどその分感動も他の主人公より圧倒的にあります。

彼女と、そしてカーラにとってキーパーソンであるアリスの物語を、是非紡いでいって欲しいです。

個人的にカーラのストーリーは一番感動すると思います。

 

 

マーカス

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マーカスの型番はRK200型。介護やアシスタントに特化したモデルです。しかし、マーカスは特別なカスタムモデルとして作られました。少し他のアンドロイドとは違います。

マーカスの目的は、「変異体」のリーダーとなって、アンドロイドの未来を決めること。マーカスも元々は普通のアンドロイドでしたが、ある事件をきっかけに変異体になります。彼はたくさんの変異体を率いて、様々な決断をしていくことになります。

マーカスのテーマは「自由」。

マーカスのストーリーは非常にスケールが大きいです。他の2人とはまったく別のスケールで物語を進めることになります。なにせ変異体のリーダーですから、重要な選択が多く登場します。演出、カメラワークも、すごくハリウッド的な、映画的なものが多く、音楽も他と比べて壮大なものが多いです。

マーカスは最も自身の選択がシナリオ全体に影響を及ぼす主人公でもあります。マーカスのシナリオは、そこでの選択の殆どが、コナーやカーラのシナリオにダイレクトに波及していきます。世論をもっとも変えることのできるキャラクターであり、人類と、アンドロイドの未来を決めることのできるキャラクターでもあります。その分、選択に対する責任感の重さが他の2人とは比べものにならないくらいプレイヤーにのしかかることになり、多くのプレイヤーが頭を悩ませることになるでしょう。

マーカスのエピソードでは、プレイヤーはマーカスと同じく、「思慮深く」決断をしていくことが求められるでしょう。

 

この他にも、この3人の主人公を取り巻く様々なキャラクターが登場します。どれも魅力的なので、是非お気に入りのキャラクターを見つけてみてください。

 

 

 

 

最近ジワ売れしてるデトロイトですが、正直言って自分もまだまだシナリオを充分に探索できていません。もう5周くらいしてますが、見ていないシナリオは数多くあります。こういうアドベンチャーゲームは、一周終わったらはい終わり。と考えられがちですが、デトロイトは一周だけじゃ絶対に満足できません。必ず二周目をやりたくなってしまう。それくらい作り込まれたゲームです。

ここまでハマったゲームは久々なので、是非、みなさん "ネタバレは見ずに" プレイしてみてください。

現在PSstoreで体験版が配信されているので、それを遊んでみるのも一つの手です。是非体験してみてください。

 

 

 

 

実況で済ませるのはもったいないですよ。